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社長の言葉

令和6年(2024年)社員への年頭あいさつ

新年あけましておめでとうございます。2024年年頭に当たりまして、従業員の皆さんにあいさつをさせていただきます。

新たな気持ちで、新年を迎えられたことと思います。まずは、従業員全員がそろって新年を迎えられたことを幸せに思っています。

今年は元旦に能登半島を襲った地震、2日の羽田空港での事故など、年頭からいたたまれない出来事が起こりました。安全、健康が第一であることを痛感しています。個人の力では抗うことのできない自然災害や事故などもありますが、身近なところでの安全や健康を心掛けましょう。

「コロナ後の経済回復と今後の社会課題1 ~ 物流2024年問題」

昨年は、新型コロナの影響による自粛生活も緩和され、リベンジ消費なる言葉とともに、さまざまな業界で景気が回復した年となりました。2024年も引き続き、経済全体を見渡せば、ゆるやかに回復するのではないかと思っています。

今、社会ではいろいろな仕組みに変化が起こっています。その中で、私たちに関係する変化について取り上げたいと思います。

一つは、みなさんもよくご存じの物流2024年問題です。ただでさえ人手不足の上、時間外労働時間を制限されるのですから、物流業界や、建設業界で仕事が予定通りに進まない事態になるのは明白です。段取り良く仕事を進めなければ、現場が滞る事態は容易に想像できます。そして、会社を維持していくために一段の値上げが予想され、物価の上昇につながることも明白です。

私たちの業界も、この物流の問題とは切っても切れない関係にあります。滞りなく業務が遂行できるように準備していきましょう。

「コロナ後の経済回復と今後の社会課題2 ~ 水道整備・管理行政の国土交通省への移管」

もう一つは、われわれの業界に直結する問題として、今年の4月から上水道事業の管轄が、厚労省から国交省・環境省へ移管されることです。これによって、上下水道共に整備・管理は国交省に統一されます。私はこの事業移管と統一は、水道事業が災害対応に組み入れられることを考えても、プラスになると思っています。水道事業全体の災害対策また復旧事業などが、これまで以上に重要なインフラ整備事業として国の補助金も増えると考えられます。

この水道整備・管理行政の国土交通省への移管が、われわれの業界に追い風になることを期待しています。

社員力の向上を促し持続可能な会社を目指す

新生商事グループにとっても大きな変化の年にしたいと考えています。

少子高齢化、労働力不足が顕在化して久しい社会になり、新生商事グループにも高齢化の波は押し寄せています。私も社長になったときは41歳でしたが、すでに今年57歳を迎えます。あっという間です。社員の皆さんを見渡せば、退職はされなくても定年を迎えられる方が、今後あとを絶ちません。

中堅社員の皆さんの会社の中心選手としての自覚と飛躍を後押しし、若い力を伸ばすとともに、新しい力を加え、持続可能な会社にしていくことが私の喫緊の務めです。社員の皆さんにもご理解ご協力をお願いいたします。

みなさんとご家族、そして新生商事グループにとって、素晴らしい一年になりますことを祈念しまして、年頭のあいさつとさせていただきます。本年もよろしくお願いします。

令和6年1月5日

令和5年(2023年)の折り返し地点を目前にして

あっという間に6月末となり、令和5年も折り返しが近づいています。これまでの半年を振り返ると、今年を「変化と飛躍の年」にするための小さなきっかけとして、本社では4月から週礼と終礼を始めました。

弊社の朝は、運送業者の大型トラックによる荷物の搬入から始まります。日によってはたいへん慌ただしい作業になるためか、これまで社員がそろっての「朝礼」は行っていませんでした。「終礼」についても個々の業務終了のタイミングは一定ではないので(当たり前のことですが)ありませんでした。

週礼・終礼をきっかけに生活にメリハリをつけよう

現在行っている「週礼」は、週の初日の朝、全員が事務所にそろって行います。また「終礼」は、毎日業務の終了する午後5時の時報とともに事務所内にいる社員が起立して「お疲れさまでした」とあいさつを交わしています。

週礼・終礼は、ON・OFFの切り替えを明確にして、メリハリのある毎日を心がける一助になるように、と考えて始めたものです。他拠点の社員も、各自でスイッチを切り替えて毎日の仕事・生活に活気をもってのぞんでください。

令和5年の折り返し地点です。自分自身の足元を見つめなおし、「変化と飛躍の年」にするべく後半戦に臨みましょう。

週礼では、その時節に応じた短いあいさつをしています。今後はサイト内の「日々是好日」にも転載しますので御一読ください。

令和5年6月28日

令和5年(2023年) 社員への年頭挨拶

新年あけましておめでとうございます。新たな気持ちで新年を迎えられていることと思います。年頭にあたりまして、社員の皆さんにご挨拶いたします。

存在価値を高めよう

2020年に始まった感染症の流行はいまだに続いています。この3年間、世界の経済・財政は大きなダメージを受けました。それに加え、昨年2月に始まった戦争は、資源やエネルギーの不足による物価の上昇を引き起こし、企業の生産・投資活動はもちろん、個人消費にも大きな影響を及ぼし、我々の業界もインパクトを受け続けています。

このような状況の中では、いかに我々の存在価値を高めるかが大切です。得意先様にとって頼りになる担当営業に成長すること、現場の作業効率を上げる手助けとなる配送を行うこと、電話対応や窓口対応に気持ちよく応じること。ほかにも様々な場面で、会社として個人としての存在価値を高め、お客様に、仕入れ先様に選んでもらえる新生商事を目指していきましょう。

「企業の責務」と「気持ちの良い職場」

今年の干支は「癸卯(みずのとう)」です。十干の最後にあたる癸は、終わりを意味するとともに、新たな始まりも表しています。また卯年は、うさぎのように跳ね上がるという意味を込めて、何かを開始するのに縁起がよく、物事を好転させる良い年なのだそうです。

この卯年、私が一番好転させたいと考えているのは、就労についての諸問題です。

一つ目に、物価高騰が続く今、経団連の会長の言葉を借りれば「企業の責務」として社員の皆さんの就労条件を改善します。これは経営者としての私の仕事です。

次に、職場環境の改善に取り組みます。本社では昨年初めて、社員ひとりひとりと面談を行いました。社員の皆さんからは、職場の様子や変えるべき古い慣習、個々の事情など、様々な声を聞かせていただきました。目からうろこの落ちるような有難い意見や、感心させられる心構えに接することができ、私自身もたいへん勉強になりました。それらの意見を踏まえて、本社では誰もが気持ちの良い職場をめざして、小さなことからではありますが、職場環境の改善を心がけてもらっています。具体的には、他者への思いやりをもって仕事に取り組もう、ということです。

今、世界の国々で争いが起き、人々の分断が進んでいるのも「自分さえよければいい」という利己的な考え方に起因していると感じています。他人のことを思いやれるやさしさが、社会でも職場でも必要です。自らが職場を構成している一員であることを理解し、全体を見渡せる視点を持つこと、心に余裕を持ち、自分のことだけでなく他人のことも考えて行動すること、そんな高い人間力を目指してほしいのです。

このように職場環境の改善には、社員の皆さんの協力が必要不可欠です。拠点ごとに改善点があると思います。今年は他の拠点でも皆さんの声を聞かせてもらう機会を設け、より良い職場環境づくりを進めたいと考えています。社員全員が気持ちよく、高いモチベーションをもって仕事に取り組めるような職場づくりにぜひ力を貸してください。

飛躍の卯年にしよう

今年は、世界も日本も新生商事も、いろいろな変化を求められる年になると、私は考えています。求められる変化に対応するだけでなく、自ら好転させる力強さをもって、力を合わせて、今年を大きな飛躍の年にしましょう。

最後になりましたが、今年も社員の皆様とご家族のご健康、ご多幸を祈念いたしまして、年頭のあいさつといたします。本年もよろしくお願いいたします。

令和5年1月5日

令和4年(2022年) 社員への年頭挨拶

新年あけましておめでとうございます。年頭にあたりまして、社員の皆さんにご挨拶いたします。

情報交換を大切に

昨年から続く物価の上昇と商品の供給不足が、我々の業界にも大きな影響を与えています。今年も、しばらくこの状況は続くと予測しています。価格競争の激しい中、また現場の少ない中で、物価の上昇と商品の供給不足が長期間に渡るとなると、会社の業績にもかなり影響が出ることになるでしょう。得意先、仕入先、そして社内での情報交換をこれまで以上に大切にして、力を合わせて踏ん張っていきましょう。

持続可能な社会を目指す世界の中で、持続可能な会社を目指す

今世界では、持続可能な社会をつくることが人類共通の目標となっています。環境問題、人権問題、安全保障など、人類が世界規模で抱える多くの課題を2030年までに解決し、持続可能な社会の構築をめざしているのです。人間が経済活動を発展させてきた歴史の中で現れてきたこれらの諸問題を解決するためには、これまでとは違った方法で経済活動を行っていかなければなりません。そこにはいろいろな障壁が存在します。解決すべく世界のリーダー達に期待するとともに、私たち自身も日常の中で小さな努力を積み重ねていく必要があるでしょう。

持続可能な社会を目指す世界の中で、新生商事グループは、この2022年を「持続可能な会社」をめざして変革を始める年と位置付けたいと考えています。

持続可能な会社とはどのような会社なのか。どうすれば持続可能な会社になりうるのか。持続可能な会社になることが我々に何をもたらすのか。みんなで考え、行動を始める年にしていきましょう。

寅年は〇〇〇-〇の年にしてほしい

今年の干支は寅です。個人的には、何かいいことがありそうな気がします。新型コロナの今後の感染状況が気になりますが、未来に向けて心機一転、再出発をしていきましょう。

みなさんにとっても今年が、より一層良い年になるよう祈念しています。今年も宜しくお願いします。

令和4年1月5日

令和3年(2021年) 社員への年頭挨拶

新年あけましておめでとうございます。年頭にあたりまして、社員の皆さんにご挨拶いたします。

年末年始の休暇を終えて、新たな気持ちで新年を迎えられたことと思います。私も気持ち良く新年をスタートさせようと心に誓いました。

感染予防を心がけて

昨年から懸念されている新型コロナウイルスの感染者が、ここにきてますます増加しています。まずは一人一人が、できる限りの感染予防をして、皆さん自身とご家族、周囲の人たちの命の安全を守るように努めていきましょう。

開発されているワクチンの有効性や、経済活動の縮小・自粛の効果については、いまだに確たる証は見えていませんが、私たちを含めた人類の努力と英知によって、少しでも早く収束することを願っています。

今年の経済の見通し

今年は、感染予防と社会経済活動の両立という大変難しい問題を、世界の国々が解決していかなければならない年となります。新生商事グループにとっても、例年にも増して厳しい年になるであろうと考えています。行政の最優先課題は、いうまでもなく感染症対策ですので、必然的に公共工事は縮小される見通しだからです。経済界も視界不良の状態が続き、民間工事も減少傾向になると思われます。

心の通い合う関係づくりを

そんな状況の中でも、得意先様や仕入先様との関係づくりはできます。皆さん自身も、先行きが不安な今だからこそ、信頼しあうこと、思いやることの大切さ、有難さを身に染みて感じていると思います。感染症対策が必須の中、膝を突き合わせてじっくりと語り合う時間を設けることには限界もありますが、得意先様、仕入れ先様との関係は、「密」であるべきと思います。工夫をしながらコミュニケーションを図りましょう。

先様に何を求められているのかを、しっかりと感じてください。自分の気持ちや考えを、先様にしっかりと伝えてください。それが関係を深めるきっかけや、新たな発見につながると思います。

お互いをより良く理解しあえるように、日々努力を積み重ねて、心の通い合う関係を築いていきましょう。

今年の目標を定めよう

先が見えない状況がこれからも続いていきます。そんな時だからこそ、明るく元気を出して、何事にも前向きに積極的に取り組みましょう。仕事はもちろん、趣味でも健康でも構いません。何か一つでも、今年の目標を定めて、その達成に向けて努力してみてください。必ず明るい未来が開けると思います。

皆さんの健康と成長を願い、年頭のあいさつといたします。今年もよろしくお願い致します。

令和3年1月5日

令和2年(2020年) 社員への年頭挨拶

新年おめでとうございます。

9日間の年末年始の休暇を終え、本日より新しい年の業務がスタートします。

皆さんもしっかり充電し、戦闘モードになっていることと思います。

令和2年の年頭にあたりまして、まずは、皆さんとご家族の、ご健康とご安全をお祈りいたします。

芽吹きの年にする

今年は子年です。十二支の一番初めということで「新しい芽が出る」という意味があるそうです。

今年はみんなで、「新しい芽が出る」年にしましょう。

何でもいいので、自らを成長させる「芽」を出してみましょう。

まずは、「新しい芽」を見つけること。

次に、その「芽」を出す行動を起こすこと。

そして、その行動を、継続し、習慣づけること。

皆さんが、様々な場面で、「新しい芽」を出して成長し、活躍する姿を期待しています。

65周年を「ONE TEAM(ワンチーム)」で

昨年は、ラグビーのワールドカップで盛り上がりました。

流行語大賞にもなった「ONE TEAM」という考え方は、企業においても大切なことです。

社内にも様々なポジションがあり、それぞれの役割があります。

お互いを尊重しあって協力し、新生商事グループ全体が、まさしく「ONE TEAM」になれるように、私も努力していきます。

新年度、新生商事は、65周年を迎えます。

私自身を含めた社員全員が、各々の「新しい芽」を出し、みんなで「ONE TEAM」となって躍進する年になるように、力を合わせていきましょう。

今年もよろしくお願い致します。

令和2年1月6日

平成31年(2019年) 社員への年頭挨拶

新年おめでとうございます。長めの年末年始の休暇を終え、新しい年の業務がスタートしました。

足元を固め、周囲を見極め、積極的に新しい時代に挑む

今年は、2つの大きな出来事があります。

1つは、5月1日の新天皇即位とそれに伴う改元です。平成という30年余りの時代が終わり、新たな時代がスタートします。

私たちも新しい時代と共に、しっかりと地に足をつけ、変化に遅れるのことのないように情報を収集し、何事にも積極的に取り組んでいきましょう。

消費税増税と今後の経済政策への期待

もう1つは、10月からの消費税の増税です。日本がこれからの超高齢化社会を乗り越えていくには、財源の確保は欠かせません。とはいうものの、増税には痛みが伴います。

政府は、増税後も消費が落ち込むことのないように、軽減税率を設けたり、ポイント還元をしたり、期限付きでの減税措置を設けるなど、様々な政策を講じ、準備をしています。このような増税後の消費を支えるための緩和策は、確かに重要です。

しかしながら私は、企業がしっかりと業績を伸ばし、利益を上げることによって、個人の所得を増やすことが目指せるような、本質的な経済政策こそ、政府に期待したいと思っています。

もちろん私たち自身も、会社の業績を伸ばし、利益を上げ、自らの所得を増やせるよう、そして我が社の取引先のすべての皆様に喜んでいただけるように、日々精進していかなければなりません。

全員が力を合わせて向上していきましょう。

新生商事に求められる「成長」と「対応力」

建設業界では、大都市と地方の格差や、メーカーや商社など材料の供給側と実際に工事に関わる需要側とのギャップが、年々大きくなっていると感じます。ますます競争は激化していきます。

特に人手不足による現場の疲弊感は、今後さらに増大していくと思われます。

だからこそ私たちには、現場との間に立って、もっとできることがあるはずです。

スムーズに効率よく現場を仕上げることが、何より重要になってきているのです。

皆さん。

お客様のことを、もっと知りましょう。現場を、もっと理解しましょう。メーカーの製品を、もっと覚えましょう。

我が社には、地元の現場にすぐ届けられる豊富な在庫があります。メーカーとの強い結びつきがあります。そして、皆さんがいます。

業界は、これまで以上に「我々の成長」を求めています。あらゆる面で「我々の対応力」を求めています。

その期待に応え、さらにステップアップできるように努力していきましょう。

自ら羽ばたき飛躍の年に

私自身も、これまで以上にチャレンジングな年にしようと思っています。私と共に社員全員で、更に上を目指して挑戦していきましょう。

今年が、社員の皆さんと新生商事に、そしてすべての取引先の皆様にとりまして、新しい時代の幕開けにふさわしい、素晴らしい飛躍の年になりますよう祈念いたしまして、年頭のあいさつとさせていただきます。

今年もよろしくお願い致します。

平成31年1月7日

平成30年(2018年) 社員への年頭挨拶

みなさん、新年おめでとうございます。皆さんもご存じのとおり、平成も31年の4月30日までと決定いたしました。残り1年と4か月になりましたが、平成として1年間丸々あるのは、今年が最後です。平成の有終を飾るべく2018年の年頭にあたりまして、一言ご挨拶をさせていただきます。

日本経済の今後と新生商事の目指す『執念』

マスコミ等の発表によりますと、今年の上場企業の3月期決算は、過去最高益を更新するということです。輸出産業は、世界の好景気に下支えされ、円安の恩恵も受けて、好業績を上げることになりそうです。そして、国を挙げての金融緩和が、世界の投資マネーを株や債券に呼び込み、バブルの気配さえ感じさせるようになってきています。

また、日本の企業の内部留保も400兆円を超え、「貯めこむのはけしからん。給料を3%上げなさい。積極的に設備投資をしなさい。」というのが、もっぱらの政府の見解です。しかし、全ての業界・全ての地域が好景気かと言えばそうではなく、我々の携わる建設業界、そして山口県を見ますと、決して過去最高の利益を計上できるような景況感ではないことは明らかです。

業界・地域の今年の見通しも、昨年と同様に厳しい状況が続くと思われます。

しかしだからこそ、私たち新生商事グループは社員全員が一丸となって、地元密着の姿勢と信頼される対応で『この地域・業界を盛り上げよう、会社として発展していこう』という執念を燃やしてほしいのです。

原点回帰・「人」との繋がりから営業は始まる

営業を担う社員の皆さん。まずは営業の原点に立ち戻り、しっかりと客先を、現場を訪問しましょう。

それは、これから行われる建設投資の情報を得ることに繋がります。情報をキャッチしたら、受注に向けての積極的かつ迅速な営業を心がけましょう。どのような対応や提案が、お客様のためになるのかを常に考えましょう。

AIやロボットを相手にするならともかく、私たちの営業には、「人」という相手が必ず存在します。仕事に対する真摯な姿勢や、一生懸命さは必ず相手に伝わります。メーカー様と工事業者様と共に、現場を無事に効率よく造り上げることをモットーに、より一層の営業力の強化を図ってください。

ひとりひとりの立ち位置でのサービスの向上が明るい会社をつくる

日常のサービスの向上も欠かせません。電話の応対や接客で、また電話したくなる、また訪問したくなる、そんな明るい会社を目指しましょう。それは我が社で働く皆さんにとっても、さらに楽しく活気のある、気持ちの良い職場に繋がっていくはずです。

配送も欠かせないサービスです。営業サイドとしっかり連携を組んで、効率の良い、客先の要望に応えられる、そんな配送体制を整えましょう。

全ては新生商事でモノを買っていただくための武器になります。私たちと仕事をすることが、お客様にとって最良の選択となるように、社内においても営業先・配送先においても努力しましょう。

これからは人口減少に伴う市場の縮小により、価格競争もますます激しくなってきます。皆さんのひとりひとりが、それぞれの立ち位置で、どのような行動が、どのような対応が、客先や仕入れ先から信頼され、仕事をするパートナーとして選んでいただけるのかということをよく考え、一致団結して行動に移していきましょう。

最後になりましたが、まずは健康と安全第一を心がけてください。今年一年が、皆さんやご家族、そして新生商事に関わる全ての方々にとって素晴らしい一年になりますことを祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

平成30年1月5日

平成29年(2017年) 社員への年頭挨拶

明けましておめでとうございます。いよいよ平成29年のスタートです。今年も社員全員にとって良い年となるように公私共々張り切っていきましょう。

年頭にあたって現在の我々の業界と新生商事グループの状況、そして今後の課題を理解し、それに対して、どのように考え、どのように行動していくべきか、社員全員で意識を共有したいと考えます。そして社員全員で行動に移していきましょう。

業界と新生商事グループの現状と課題

建設業界は成長期を過ぎ、成熟した社会の中にあります。人口が集中する都市部は別として、人口が減少していく地方では建設投資が増えることは考えにくいでしょう。そして今後は労働力人口が減っていくことも間違いありません。加えて価格競争は年々激しくなっていきます。いずれどこかが悲鳴をあげ、合併や吸収が進んでいくのかもしれませんが、それはもう少し先の話になると考えています。

新生商事グループが3年半前に岩国に(株)見常商会を設立したのは、建設投資が減っていくこの時代に、営業のエリアを広げ、仕事量を確保するという意味があります。私のなかには、建設投資が減少したとしても、人を減らし、会社の規模や地域を縮小する気はありません。当面はこれ以上営業範囲を広げる予定もありません。今は、現在の営業エリアのシェアを高めていくことを目指していきましょう。

信頼される地元密着の会社を目指す

私は、建設業界の卸売業は、限りなく地元密着であるべきだと思っています。というよりも、我々の目指す商売のあり方は地元密着でないと成り立たないのです。

我々が目指す最終目的は、メーカー、工事業者と一緒に現場を作り上げることです。メーカーは現場に必要な商品を、工期に間に合うように作っています。工事業者はメーカーが作った商品を使って現場を作り上げます。そして我々は、現場を作り上げるために必要な材料・資材を、調べ、選び、調達し、間違いなく、怠りなく届けるのです。三位一体で現場を作り上げることが、建設業界に携わる者の仕事です。だからこそ、現場に迷惑をかけることがないように、これほどまでのヤードを備え在庫を揃え、工事の進度を測りながら納入時期を調整し、現場を管理していくのです。それが工事業者やメーカーからの信頼に繋がるのです。このような丁寧な仕事は、地元密着でないとできないことなのです。

地元に根ざし、しっかりと現場の面倒を見る。この姿勢は我々にとって不変のものです。そして、それによって生まれる「信頼関係」を大切にしてほしい。仕事においてだけでなく「信頼できるか、できないか」は非常に重要なことです。社内でも、社外でも、そしてプラベートでも、信頼される人間になって、信頼されることに喜びを感じてほしい。それをやり甲斐に繋げてほしい。そして、この仕事を好きになってほしいと思います。

仕事を好きになるということ

人間ですから、好きなことには一生懸命になれるでしょう。成功するために努力もすると思います。そして様々なことを自分自身で考え始めると思います。自分で考えて答えを出せば自信に繋がります。もし今、自分で答えが出せなくても、人に聞いて答えを見つけ、次に活かしましょう。その繰り返しが、経験値を高め、実力を上げることに繋がります。まずは信頼される仕事をして、みんなに認められて、やり甲斐を感じて、仕事を好きになりましょう。

私は、これから先もっと競争が激しくなっても、負ける気はしません。同業他社のなかには、商品を安く提供することが、お客様のため、社会のためになっていると思っている会社があります。しかしこれは大きな間違いで、我々が資本主義社会という社会構造の中で生活していることを考えれば、企業は利益を追求しないと成り立たないのです。そして、自分だけが儲かっても社会のためにならないのです。メーカーが儲からないと、研究開発ができず新しい技術は生まれません。工事業者が儲からないと、労働力が不足して社会整備は進みません。利害関係者がみんな利益を上げられるようにならなければ、社会は成り立たないのです。

営業力をつけましょう。得意先からも、仕入先からも応援される会社を目指しましょう。我々の考え方は正しいと自信を持ちましょう。我々と商売をすることが、お客様のためになると自信を持ちましょう。受注したら終わりではない、現場が完成するまで、完成した後のメンテナンスまでしっかり面倒を見るのです。

負けるわけありません。営業力とは、いかにお客様のハートを掴むかです。遠慮はいりません。自信を持って、積極的に、前向きに、強気に攻めましょう。お客様や仕入先に一生懸命さを伝えましょう。そして、強くなりましょう。必ず、面白い、やり甲斐のある仕事に出会えるはずです。

そして、何度も言いますが、仕事を好きになってください。

歴史を基盤として世代交代で更なる進化をしよう

我々には、60年の歴史があります。新生商事グループの存在意義を高めてくれた先輩の皆様に感謝し、しっかりと世代交代を進めていかなければなりません。そのためには、自分の仕事に誇りを持って、一つ一つの仕事を確実に責任持って行うことです。先輩は後輩を愛情持って厳しく育ててください。後輩は先輩に謙虚な姿勢でいろいろなことを教わってください。そして、みんなで成長していきましょう。

我々は、これからが勝負です。「絶対に負けられない。」という気持ちを持って、仕事に取り組んでいただきたいと思います。

まずは、健康であること、安全であることが最優先です。その上で、私を含めた新生商事グループの社員1人ひとりが進化する、前進する年にしてほしいと願っています。

そして本年が、社員はもとよりご家族、取引先、仕入れ先など、新生商事に関わるすべての方々にとって素晴らしい年になりますよう祈念し、年頭のあいさつと致します。

平成29年1月5日